「自分の人生には価値がある」と理解するための学び
家事や育児、地域との関わり、誰かを気にかけること――
日々の何気ない営みも、人と人が影響し合う大切な「はたらく」です。
ライフキャリア教育は、そうした経験に光を当てながら、自分らしい生き方・働き方を無理なく育てていきます。
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ライフキャリア教育が必須の時代へ
自分の人生経験に宿る「リソース(資源)」に気づき、それを自分らしい形で社会へ還元する力を育てる実践的な教育こそ、これからの時代にもっとも重要な学びの1つです。
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自分の価値を形にするためのまなび
人生経験に自ら価値を見いだし、ありのままを表現しながら社会とつながる力を育てるプログラム。これからの生き方、はたらき方を見つけていきます。
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さまざまな人たちとの交流活動
年齢や所属に関係なく、個人の方がいつでも繋がれる場づくりをしています。人との交流を通して、不安や孤独に縛られず自分らしさを解放していきます。
見つけたのは、肩書きではなく「自分の価値」
― ライフキャリア教育から生まれた、4つのストーリー ―
一般社団法人ライフキャリア教育普及協会では、学びを通して「自分の人生には価値がある」と実感し、 それぞれの場所で一歩を踏み出している人たちがいます。
ここでご紹介している方々は特別な人ではなく、「ごく普通の一人」が、自分の価値に気づいた物語です。

「何者でもない」と思っていた私が、人と関わるのが楽しくなった
― 子育て中・40代女性
仕事をしていない自分には価値がない、周りと比べては落ち込む毎日でした。
講座で「はたらくは、仕事だけじゃない」と聞いたとき、子どもと向き合う時間や、誰かを気にかけている自分の姿が初めて肯定された気がしました。
今では、地域の活動に自然と関わるようになり、「私なりの役割がここにある」と思えるようになっています。

「ちゃんとしなきゃ」を手放したら、自分の強みが見えてきた
― 会社員・50代男性
これまで「正解」を探すことばかりで、 自分が何を感じ、何を大切にしているのか分からなくなっていました。
対話を重ねる中で、人の話を丁寧に聴き、場を落ち着かせている自分に気づきました。
それはずっと無意識にやってきたことでした。今は職場での関わり方が変わり、「あなたがいると話しやすい」と言われることが増えています。

「うまく活用できなかった自分の経験」が、今は力になっている
― ライフキャリア開発トレーナー
かつての私は、自分の能力や可能性をどう使えばいいのか分からず、もどかしさを抱えていました。
学びと実践を通して、その迷いの経験こそが、人に寄り添う力になると気づきました。
今は、同じように立ち止まっている人が自分の価値に気づく瞬間に立ち会えることが、何よりの喜びです。

自分を整える学びが、信頼関係と成果につながった
― 会社員・40代男性
部下との関わりに悩み、感情的に指導してしまう自分に気づいたことが学びのきっかけでした。
講座を通してストレスへの向き合い方を見直し、「正しさ」を押しつける思考の癖をゆるめていきました。
その結果、心に余裕が生まれ、一拍おいて部下の話を聴けるように。
ストレス対処の視点を共有することで、職場の雰囲気や生産性の向上につながりました。